プールで男子児童死亡 悲惨な事故を二度と起こさないために 専門家に聞く「場所よりも安全管理が一番のポイント」【高知】

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  • Опубликовано: 11 сен 2024
  • 高知県高知市の小学4年生が、水泳の授業中にプールで死亡した事故についてです。悲惨な事故を二度と起こさないために、今後求められることなどについて、水難事故に詳しい専門家に聞きました。
    7月5日、ろ過ポンプの故障のため、中学校のプールを借りて行われていた長浜小学校の水泳の授業中、4年生の男子児童が死亡しました。
    学校で起きたプールでの死亡事故について、水難学会の理事で、長岡技術科学大学の斎藤秀俊(さいとう・ひでとし)教授は、少なくともここ10年くらいは起きていない稀(まれ)な事故だといいます。
    (水難学会 斎藤秀俊 教授)
    「亡くなられたお子さんも大変無念だろうし、お父さんお母さんも本当に悲しんでおられると、学校も大切なお子さんを亡くされたということで、大変心を痛めていると思うんですね。いろんな人が傷つくような事故だったと思います」
    授業では、36人の児童を3人の教員で見ていたことが分かっていて、教員1人あたり、12人を見ていたことになります。監視体制については。
    (水難学会 斎藤秀俊 教授)
    「水難学会で子どもを指導するときに、指導員1人につき10人程度をみる。世の中の水泳教育の意味での一般論としてもその数字としては妥当。子どもたちがどこで泳いでいて、先生たちがどこに立っていたか、細かい情報がないと何とも言えない。少なくとも監視の数としての体制は十分。あとは、やり方・方法は、事実関係がきちんと出てからの話」
    今回の事故は小学生が、中学校のプールを使用していた際に起こりましたが、斎藤教授は場所よりも、安全管理が一番のポイントだと話します。
    (水難学会 斎藤秀俊 教授)
    「場所よりも水泳教育を行うための安全管理をどうしているのか、キホンのキの字をやっているのかというところが重要。安全管理が一番のポイント」
    高知市教育委員会は、全ての市立学校に、2024年度の水泳の中止を依頼。今回の事故で果たして何があったのか、第三者委員会によるしっかりとした検証が求められます。
    (水難学会 斎藤秀俊 教授)
    「現場にいた人たちからより多くの話を聞く。一体何があったのかという共通項を見いだしていく。時間軸、ある時間に何があったのかをできるだけ正確に作っていく、まずその作業があって、次に各方面の専門家がそういったことを見ながら果たして一体何があったのかを議論していくことになると思う。何かしらの問題点を見いだせば、それに対して公表していく」
    (水難学会 斎藤秀俊 教授)
    「公表することで、全国の学校が参考にして次の事故を起こさないということにつながる」

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